
3月も終盤に差し掛かり、春の訪れとともに結婚式などのお祝い事も増える季節となりました。
私自身も結婚式に参列する予定があるのですが、準備を進める中で一つ気になったのが
「ご祝儀袋の持ち運び」についてです。
今回は「貼り箱」の技術を活用した袱紗(ふくさ)を試作したのでご紹介します。

一般的な布製袱紗では、パーティーバッグやクラッチバッグに収める際、
ご祝儀袋が折れてしまわないか常々心配でした。
慣れない筆ペンで名前を書き、せっかく用意したご祝儀袋ですから、できるだけ綺麗な状態で持参したいもの。
そこで、貼り箱の頑丈な作りを活かした袱紗を作ることにしました。
持っていくバッグは大抵小さいので、できるだけコンパクトなものを目指しました。
折れ曲がりを防ぐ
芯材(台紙)には1㎜程度のチップボールを選定しました。
指でたたくと「コツコツ」と音が鳴るほどの硬度があります。
小さいバッグにもすっぽり
バッグの容量を圧迫しないよう、薄くスマートな作りにこだわりました。
ご祝儀袋は折りたたまれた紙なので一見薄いようですが、
水引までの厚みを含めると意外とボリュームがあることがわかりました。
最初の試作品は薄くしすぎて入らず、そこからギリギリ収まる厚みを試行錯誤しました。


機能性にこだわって仕様を検討していましたが、和紙を選ぶ作業が図らずも大変楽しかったです。
和紙は華やかなものから可愛らしいものまで千差万別。
慶事に相応しい「赤」と「紫」の和紙を選択し、2種類の袱紗を仕立てました。
見た目にも貼り箱の良さが活きる仕上がりになったと感じています。


改めて「貼り箱の良さと面白さ」を再確認する機会となりました。
「既製品ではサイズが合わない」「もっと大切なものをしっかり守りたい」「好きなデザインにこだわりたい」……。
これは私たちが日々、段ボールや貼り箱の設計で行っていることそのものです。
これからも自由な発想で、お客様の想いを形にするお手伝いをしてまいりたいと思います。
規格品ではなく、すべてオーダーメイドにて設計・開発していますので、
お客さまの商品ひとつひとつに最適なご提案が可能です。
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